今回は、 アウトプット ベースで 勉強 すると最も 効率 的に知識が定着するという話をシェアしますね。
こんにちは、ゆう(@ProgYuki)です。
社会人の方は、勉強できる時間が限られていて、平日だとできても1日1〜2時間くらいという方も多いと思います。
少しづつしか勉強が進まないのに
「先週勉強したことを復習してみたらかなり忘れてる、、、」
みたいな感じで、勉強と忘却とのイタチごっこになってモチベが下がるって経験あるのではないでしょうか。
知識が定着してないと、頑張って勉強に時間を使っているのに意味ないように感じて悲しくなりますよね。
私もなかなか知識が定着せずにモチベが下がったことは以前はよくありました。
アウトプットベースで学ぶというのは研究に基づいた学習方法で知識を効率的に定着するのに大事な要素なので、今回はここを深掘りしていきますね。
勉強にはいろんな方法論があるので、人それぞれ自分のスタイルはあると思いますし、自分のスタイルを確立することは大事だと思いますが、勉強法を勉強することも大事だと思ってます。
勉強 は、 アウトプット ベースで学ぶのが最も 効率 がいい
学習ピラミッド
まず、下記の図を見て欲しいのですが、これは学習ピラミッドと呼ばれるものです。
アメリカ国立訓練研究所(National Training Laboratories)という機関が発表した、各学習活動と知識定着率の関係を表したものです。
簡単にまとめると
- 講義が5%
- 読書が10%
- 視聴覚体験が20%
- デモンストレーションが30%
- グループディスカッションが50%
- 実践による体験、経験、練習が75%
- 人に教えることが90%
の知識定着率になっています。
講義を観ただけだと今覚えたことの5%しか覚えてないということですね。
逆に、人に教えたり、実際に体験したことはかなり覚えているということになります。
研究なので批判もあるようですが、ここからわかることは、
能動的・主体的学習ほど知識定着率が高い
ということです。
つまり、ただ受動的にインプットしただけでは知識は定着しないんですね。
私は、脳科学とかにとても詳しいわけではないですが、少なくても私の脳は、必要かどうかもわからない情報を覚えるのはとても苦手だと感じてます。
世の中の情報はほぼ無限にあるわけで、その全てをこの小さな頭に留めておくことなんて不可能なので、生きる上で不必要な情報を覚えていても仕方がないわけです。
極論は、人生を生きる上で必要な情報知識だけを覚えていれば良いですよね。
で、勉強してる内容は人生に必要な情報なので覚えたいわけですが、脳はその必要性に気づいてないので、勝手に不要と判断され自動消去されるのです。
不思議な表現だと思いますが、自分の意思と脳は別物だと考えた方が良いと思います。
では、どうやって脳に必要だと気づいてもらえば良いかと言うと、それがアウトプットです!
実際にインプットした知識を練習したり、人に教えたりと言ったアウトプットをすることで、脳が必要な情報だと認識してくれて、知識が定着するということになります。
脳は、必要だと判断した情報を覚えていてくれるので、本来覚えることに苦労しないはずなんです。
例えば、母国語は苦労して覚えたって人はいないですよね。
これは、生きる上で必須な情報ですし、思考するのに毎日使っているので自然に覚えます。
他にも自分の家の場所は、お酒で酔っぱらって記憶がなくても帰れてたりしますし、好きな趣味に関連する情報は自然に覚えちゃいますよね。
これも普段から利用している情報だからです。
アウトプット ベースの学習方法
では、具体的にどんなアウトプットベースの学習が良いかというと
- 問題集を回転させる
- 人に教える (独り言でもOK)
- ブログやSNSで発信する
等が良いと考えてます。
上記の学習ピラミッドで言うと知識定着率は、
- 問題集を回転させる→75%
- 人に教える (独り言でもOK)→90%
- ブログやSNSで発信する→90%
という感じになると思います。
問題集を回転させる
問題集を繰り返し解くのは、勉強においては基本だと思います。
テキストをただ上から読んでいてもなかなか覚えられないですが、問題集を解いてみて、わからない箇所をテキストに戻って理解するということを繰り返していると、自然と覚えてます。
これは、脳が
- わからない!(課題発見)
- テキスト読んで理解(課題解決)
というプロセスの中でその情報が重要だと判断してるからなのではないかと思います。
単に上からテキストを読んでいるだけだと、何が重要かが判断できないので、覚えていることと言えばだいたいは自分が興味あることや過去に覚えた知識と関連したものになるのではないでしょうか。
ということで、知識を定着させるためには、問題集を複数回回転させましょう!ということになります。
ちなみに、USCPA関連で以前、下記記事で学習ステップについて書きましたが、
勉強は、
- 全体観の把握期
- 知識定着期
- 問題形式に慣れる期
の3つの期に分けて学習するのが効率的かと考えているので、学習初期は忘れても気にせず、全体観を把握し、論点を理解することに注力した方が良いと考えてます。
知識定着期に問題集を回転させましょう。
人に教える (独り言でもOK)
人に教えるためには、それが自分の言葉で説明できるくらい理解している必要がありますし、そのために多くの情報を持っている必要があります。
人に教える活動って結構難易度の高い活動なんですよね。
でもその分、ロジックを組み立てたり、そのロジックに必要な情報を集めたりする必要があるので、理解度が高まり、知識も定着します。
ただ、社会人だと一人で勉強している方も多いと思うので、教える人が近くにいなかったりしますよね。
そこでおすすめなのが、私はスピーチと呼んでるのですが、独り言です。
頭の中で、友達とかをイメージして、その人に教えてあげるのです。
私は、これを大学生の時からやっていて、よくシャワー浴びながら、その日学んだことを英語で話してました。
スピーチ(独り言)は、
- 英語のスピーキング練習
- 学んだことの知識定着
- 人に伝える練習
と一石三鳥のメリットがあると思います。
また、スピーチの良いところは、移動中やお散歩中など場所を選ばないことです。
英語も練習したい場合は、実際に発音した方がいいですが、知識を定着させるためだけだったら日本語で頭の中で話せばOKです。
ぜひ、試してみてください。
ブログやSNSで発信する
私自身、ブログやSNSで本格的に発信を始めてから現時点でまだ1年半くらいしか経ってないので、これまでの勉強に利用してたわけではないですが、情報発信もアウトプットベースで知識を定着するのに有効な方法だと感じてます。
メリットとしては、
- 人に教えるのと同じ効果
- 勉強しないと発信できなので勉強する
- 文章を書く練習になる
等があると思います。
ただ、まともに文章を書こうとすると普通は時間がかかると思うので、
- 勉強時間
- 勉強したこと
- 勉強法の課題等
- 次の日やること
等を日記的に書いて、あまり時間をかけない程度に書くのが良いかなと思います。
これだけでも知識定着や勉強を継続するのに役立つと思うので、試してみても良いかと思います。
私もこれから2022年IntakeのMBAに向けて準備していくので、その過程やMBA中の体験などもリアルタイムで発信しようかと考えてます。
ちなみに以前に勉強している人ほどブログ書いた方がいいという記事を書いたので、参考として置いておきますね。
この記事は、リアルタイムで勉強している人というよりは、すでに勉強してきた人向けに書いてます。
まとめ
今回は、アウトプットベースで学習した方が効率的に知識定着ができるというお話をしてきましたが、まとめると
- 勉強は、能動的・主体的学習ほど知識定着率が高い
- 具体的なアウトプット方法は、①問題集を回転する、②人に教える(独り言OK)、③ブログやSNSで発信するがおすすめ
という感じになります。
ちなみに、ノートにひたすら書いて覚えようとする方がいるかと思いますが、私はこれは非効率だと考えていて、あまりノートは取りません。
理由は、
- 単なる暗記は応用問題に対応できないので、理解を重視するのであればたくさん書く必要はない
- 情報は、テキストにメモして一元的に管理した方が情報を探す手間が省ける
- 書くのは単純に時間がかかる
といった感じになります。
逆に、理解し覚えた内容を端的にわかりやすくまとめた図や表などはノートに書いたりします。
これは、試験前などにサーっと全体的な知識を確認できるからですね。
ノートの取り方などについては、それだけで一つのテーマになると思うので、また別の記事に書きますね。
それでは、本日は以上になります。
お読みいただきありがとうございました。
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ゆう
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