今回は、 USCPA (米国公認会計士)最短合格のための 勉強 の コツ について、具体的にご紹介していきます。
こんにちは、ゆう(@ProgYuki)です。
「USCPAの学習をしているが、どうしたら効率よく勉強できるか知りたい。 」
「USCPAの学習はまだ始めたばかり、具体的な勉強方法を知りたい。 」
「USCPA合格のための勉強のコツを知りたい。 」
本日は、そんな質問にお答えしたいと思います。
私自身、USCPAの学習開始から10カ月半で4科目同時合格してますので、ご参考にしていただければ幸いです。
※
10カ月で4科目同時合格と言うと「すごい人なんでしょ?参考にならんわ!」と思う方もいると思うので、補足すると以前日本公認会計士を受験していたことがあり、そのときは挫折しましたが、日商簿記1級は取得していました。
また、Englishに関しても海外の大学に留学し、会計や金融を勉強していたこともあり、問題ありませんでした。そのような背景もあり、6年くらい遠回りしながら努力してきての結果ですのでご参考になるかと思います。
USCPA (米国公認会計士)最短合格のための 勉強 の コツ
USCPAにできるだけ早く確実に合格したいけど、何か勉強のコツみたいのはないのかな?って受験生のうちに1度は考えますよね。
私もいろいろ調べながら、試行錯誤して効率的だと思う勉強を実践した結果、短期で合格できたので、順番に説明していきますね。
受験予定日を仮でも決定し、そこから逆算して学習計画を立てる
まず、USCPA試験のメリットとして、1科目あたり1年に受けれる回数が4回あって、いつ受けるかはある程度自由に選べる点があげられますよね。
これ自体は受験生にとって素晴らしいことなのですが、だからこそ実際にいつ受けるかをあまり具体的に考えずに勉強を始めてしまうという人も多いと思います。特に社会人だと「仕事しながら2年くらいで受かったらいいかな~」って感じで結構ざっくり考えてしまうこともありますよね。
ただ、やっぱり人って締め切りがないと、やらなきゃとは思っていてもついだらだら学習してしまうってことになると思うんです。
実際私がそういう感じなんですけどね。なので、人の怠惰の気持ちをあまく見ないというか、すべて気持ちとモチベーションで学習を維持するのは難しいと思っています。
面白いことに締め切りが設定されるとなぜか体が動き出すんですよね。「やべぇ、このままでは間に合わないからやらんと」って。あなたも夏休みの宿題とか、仕事の締め切りとかで経験はあるんじゃないかと思います。
なので、こういった
人の特性を利用するっていう視点はとても大事
だと思ってまして、今は「締め切りを決めよう」という話で使ってますが、勉強や仕事のあらゆるところで大事な視点かなと思っています。
ということで、まずは仮決めでもいいので、
何月何日に何の科目を受験するかを決め、後何日残っているのかを毎日確認する
ことをしましょう!
そうすれば、自然と学習へと体が動く確率は上がると思いますし、限られた時間を意識することで集中力も向上すると思います。
学習時間をしっかりと管理し、可視化する
次に学習時間を管理し、可視化することの重要性とやり方をお話しようと思います。
学習時間を管理することのメリットは大きく3つあると思っていまして、
- 学習計画の進捗の管理
- 可視化し、進んでいる感を感じることでモチベーション維持に役に立つ
- 受験日までの残り時間で何に何時間学習すればいいかを判断する材料になる
です。
学習計画の進捗管理についてですが、
これは前述した通り受験日を仮決めしておけば、残り何日残っているのかがわかりますので、目標学習時間から現在までの学習時間を引いて、残り日数で割れば、残り平均何時間学習すればいいのかがわかりますし、
(1000-500)/100 = 5 で残り100日間で平均5時間確保する必要があることがわかる
目標学習時間に学習開始から受験日までの全日数を割ったものと現在の学習時間に現在までの学習日数を割ったものを比較すれば、いい感じに学習時間を確保できているかわかりますね。
目標が1000/200 = 5 で1日平均5時間で、実績が(1000-500)/(200-100) = 5 で目標通り1日平均5時間確保できているからOKのような感じ。
もちろん学習効率も大事ですが、このように学習時間をしっかり取れているかの評価をすることと実績値に差がある場合には、その差を埋める必要性に気づき考えることができるのは大事なことだと思います。
次に可視化についてですが、学習時間をグラフなどで表現し、目に見えるようにしておくと、「今月はこれくらい勉強ができた!」という感じで着実に進んでいる感を感じることができるので、モチベーション維持につながると考えてます。
後でやり方も少し紹介しますが、私はExcelで学習時間を記録して、ピボットグラフを使って下記のように可視化していました。
※ピボットグラフを使って、勉強時間を可視化
このように学習時間の管理をしていると、受験日までに残り何時間学習できるのかがある程度明確にわかりますので、どの科目のどの論点に時間を使うべきかを考えることができます。
私は科目毎の学習時間を計測するまではしませんでしたが、科目ごとに学習時間を計測していれば、学習に偏りがないかを判断する材料にもなりますね。
ということで、学習時間を管理することの重要性はわかったと思うのですが、実際それをするのが面倒だったり、やり方がわからなかったりするんですよね。
どのような時間管理をするかは、方法論はたくさんありますし、それこそ自分に合ったものを見つけ、試行錯誤する必要はすべての人にあると思います。100%の正解はないです。
StudyPlusとかのアプリを使うのももちろんありです!
私個人としては、先ほども少しお話したようにExcelで管理しています。
仕事でも使いますし、自分で簡単に編集できて自由度が高いからですね。
とは言っても毎日Excelシートに書き込んでいるわけではなく、基本は手帳に学習時間と学習内容をメモしておき、1週間に一回Excelシートに転記する感じですね。
※Excelシートに学習時間を転記し、データベースをつくる
それで、データ全体を選択してピボットグラフを作成すると下記のようにグラフができます。
※(上記画像を再掲載)ピボットグラフを使って、勉強時間を可視化
やっていることは、とても単純でして「エクセル ピボットグラフ」とかで検索すればいろいろと出てくると思います。
受験日の最低2か月前までには受験科目の講義を1周し、残りの2か月は、ひたすら問題集をまわす!
次に具体的な勉強の仕方ですが、基本的に問題集ベースの学習をし、問題集を回しながら間違えたところやあやふやなところをテキストに戻って学習するというのが王道です。
最初は、講義があると思うので
- 講義を観る
- 講義後に関連問題を解く(MC問題だけでもOK)
をできるだけ早く1周します。
最低でも受験日の2か月前には講義+問題集1周が終わっている状態にします。
ちなみに最初の1周目は、問題集を解いていてもよくわからないと思いますが、まったく悩まないでOKです。1分考えてわからなければ、解答解説をしっかり読んで、覚えようとはせず、理解することを意識してください。
1周目で知識を定着させようとしなくても大丈夫でして、1周目は理解に専念することで後で見返したときに「なんとなくこんな感じだったな~」ってなってたら一先ず成功だと思って大丈夫です。
そして、間違えた問題は、そのことがわかるように印をつけておきましょう。予備校のOnlineの問題を解く場合は自動的にチェックされているので、気にしなくて大丈夫です。後で「間違えた問題」のみをチェックしてその問題のみを解けます。
講義とMC問題が1周したら、問題集を繰り返し解いていきましょう!
ここが記憶の定着をしていくフェーズになります。
目安としては、MCとTBS問題を最低3周することを目標としてください。そして、一番最後に解いたときに正答率がMC問題で9割、TBS問題が7割あれば合格できると思っていいです。
基本的に予備校を使っている場合は、他の教材に中途半端に手を出すことをせず、その予備校が出している教材の正答率を高めていけば合格できます。なので、その教材を信じて解きまくりましょう!
ここで勉強効率化のポイントですが、
1度正解した問題は、2度目から解かなくて大丈夫です。
わからないけど、選んでたまたま当たってしまったという場合は、もちろんこの限りではないですが、1度正解している問題というのは高い確率で理解しているもしくは、記憶として定着しています。(私の主観的な経験則も含みますが)
ですので、そういう”わかる問題”に1問あたり2分とか3分とかかけていると合計すると膨大な時間になりますので、バッサリ削って大丈夫です。
どのみち、TBS問題をやる中でその論点の応用を問われたり、模試や予備校の小テストに出てきたりと重要な論点というのは、あらゆるところで定期的に目にするので、自分で問題集で学習するときは、
1度正解した問題は、スルー
を意識すると3回転目、4回転目は早く終わるようになり、効率的な勉強になります。
ある程度は、エビングハウスの忘却曲線を意識すること
「エビングハウスの忘却曲線」
これは、聞いたことがある人も多いと思います。
1日後には、約74%も忘れているようですね。
勉強しているのにこのスピードで忘れていくのは、学習している身としては悲しくなるのですが、忘却という活動も人から不要な情報を削除して脳のキャパを確保してくれる大事な機能です。
とは言え、このグラフのように人の記憶はものすごいスピードで飛んでいくので、記憶の定着のためには、繰り返しの学習が必要になるんですね。
ただ、「記憶を定着させるために1日後、1週間後、1か月後に復習しましょう!」みたいな学習法を聞くことがありますが、個人的にこれをその通りにすべて管理するのは相当大変だと思ってまして、現実的ではないかなと思います。
なので、
朝起きて最長1時間だけ前日学習したことの復習をする
というスタンスがちょうどいいと思います。
逆に1時間以上は前日の復習はしなくて大丈夫だと思います。さらっと問題と回答を目で追い、流す感じの復習で十分なので、前へ進みましょう。
これは、先ほど紹介した問題集を最低3周するとは別に時間を取って、ほぼ毎日やった方がいいです。
あとは問題集を回転する中で、だいたい1か月後くらいには同じ論点の復習をできていると思うので、自然とエビングハウスの忘却曲線に沿った復習になっているかと思います。
平日2時間、休日に6時間ほど学習し、平均週20時間から直前期は週30時間くらいを目安に学習する
最後に「毎日どれくらい勉強すべきか」、目安をご紹介します。
USCPAを学習されている方は、社会人の方が多いと思いますので、仕事しながら学習していることを想定しています。
また、1年で1000時間ほど学習し、短期合格することを想定しています。
結論を言うと、
- 平日は、仕事前1時間、仕事後1時間で計2時間
- 休日は、1日6時間
を目安にするといいと思います。
もちろん、毎日は同じように時間が取れないと思いますので、週20時間を目標にして、平日できなかった部分を休日穴埋めしたりなど、臨機応変にやりましょう。こういうのも学習時間の管理をしているとできることですね。
直前期は、週30時間くらいを目標にして最後まで走り切りましょう!
もちろん、ペースは人それぞれですので、毎日の学習時間は合格までにどれくらいの期間を考えているかや現在の仕事の忙しさ、プライベートの忙しさなどを加味して決めてくださいね。無理しすぎるのは良くないです。
ただ、やはり期間が長くなるほどモチベーション維持が難しくなってきますので、まったく勉強しないみたいな日はほとんど作らずに毎日少しは、勉強するようにした方がいいと思います。
仕事で疲れてどうしようもないときは、無理はせず、「頭には入らないけど、10分だけテキスト眺めよう」くらいでも大丈夫です。
そうやって、毎日少しでも向き合うことでUSCPA試験から気持ちが離れないようになるので、結果勉強を継続させる確率もあがると思いますよ。
まとめ
USCPA(米国公認会計士)最短合格のための勉強のコツは、以下の通り。
- 受験予定日を仮でも決定し、そこから逆算して学習計画を立てる
- 学習時間をしっかりと管理し、可視化する
- 受験日の最低2か月前までには受験科目の講義を1周し、残りの2か月は、ひたすら問題集をまわす!
- ある程度は、エビングハウスの忘却曲線を意識する
- 平日2時間、休日に6時間ほど学習し、平均週20時間から直前期は週30時間くらいを目安に学習する
今回は、USCPAの学習のコツについてシェアしました。
実際に私がどのように学習を進めたのか、USCPA合格までの学習の流れについては、別に記事にしましたので、興味があればこちらもご参考にされてみてください。
これから本格的にUSCPAの学習を始める方で、予備校の利用を考えている方は、私が利用していたアビタスのレビュー記事を書きましたので、ご参考にされてみてください。
それでは、本日は以上になります。
他にもっと詳しく聞きたいことなど、質問などがありましたら、
コメントかツイッターからご質問くださいね。
ゆう
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