今回は、 グローバル人材 になるために何が必要なのか考えてみたのでシェアしますね。
こんにちは、ゆう(@ProgYuki)です。
「今は英語は得意じゃないけど、将来はグローバルに活躍できる人になりたい!」
という方は多いのではないでしょうか?
私自身、学生の頃に
「世界を飛び回って働くビジネスマンになりたい!」
と漠然と思っていて、そこから留学したり海外就職したり、10年近くかけて少しづつ近づいていると感じているので、今回はグローバル人材になるために何が必要なのか、どうすれば良いのかを考えてみたのでシェアしたいと思います。
昨年(2019年4月)に転職して現在は日本におりますが、ちょうど1年前まではタイのバンコクで仕事していたので、バンコクで仕事している中で感じたことなども絡めてお話しできればと思います。
ちなみに1年前に書いた、タイでの海外就職体験のレビュー記事があるので、興味がある方は参考にされてみてください。
グローバル人材の育成
というテーマも社会や各企業で重要になって来ていると思いますが、そもそも「グローバル人材ってなんや?」ってところも調べて、考えてみたので、シェアしますね。
あくまで私個人の考えや感覚なので、ご参考程度にされてくださいね。
グローバル人材 になりたいなら、英語が苦手でも 海外就職 すればいい
グローバル人材 の育成って何?
グローバル人材の定義はいろいろとあるようなのですが、文部科学省によると
世界的な競争と共生が進む現代社会において、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に立っ て培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と 協調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識などを持った人間。
ということらしいです。
要素としては、
- 語学力・コミュニケーション能力
- 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
- 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティ
が含まれるようですね。
少し古い資料ですが、元資料があるので下記にリンクを置いておきますね。
グローバル人材の育成について↗︎
グローバル人材を目標にしている方にとっては、国のグローバル人材に対する方向性を知るのは結構有益なのではないかと思います。
上記の定義は私のグローバル人材に対するイメージと概ね同じなのですが、日本の国益になるグローバルに活躍できる人に絞った感じになっている気がして、正直私は少し違和感を感じてしまいます。
日本(or日本企業) vs 海外という構図になってるから育成しようという発想になるのかなと。
もちろん、日本という視点に立つとそれは当たり前だとは思うんですけれども、個人視点で考えると、本当にグローバルな人材は、
誰から育成されなくても自らの意思で海外に飛び立ち、国益にはならなくとも世界のどこかで誰かのために活躍している
というイメージを持ってます。
なので、
- 特定の国が好き・興味がある
- 特定の地域でビジネチャンスがある
等の理由で自らの意思で飛び込んでいける人なのかなと。
グローバル人材って企業から派遣されてる海外駐在の方とかをイメージされる方も多いと思いますが、私がバンコクで働いてた時に出会った駐在の方達にグローバルな印象はあまりなかったです。
たぶん、そこにあまり主体性を感じなかったからかもしれないです。
逆に現地で起業している方とか、自らの意思で現地採用で来ていた方の方がグローバルだなっていう印象を受けました。
グローバルな印象って少し抽象的ですけど、要は主体的だったり、周りの外国人との友好的な関わり方だったり、自ら現地の言語や文化を学んでいる姿勢だったりですね。
現地の人達に関わって、馴染んで、順応していくことはグローバル人材にとっては大事だと思います。
日本のやり方はこうだからと押し付けたり、現地人を少し見下したりしている方もたまにいたので、駐在で海外で仕事していても、これはグローバル人材じゃないなって思いました。
なので、当然日本人として日本の文化や歴史、やり方などを知ることは大事だと思いますが、自分と違う人や文化、考え方に対して、先入観を持ち過ぎず、フラットに見聞きして、自分で考えて対応する力は大事だなと思います。
グローバル人材に必要な要素って、極論は自分達とは異なる人や物事に対するメンタリティなのかなと思います。
だから日本で語学ばっかり勉強して、グローバル人材になる準備をしても仕方ないなと考えてます。
語学にしても、現地で使いながら覚えるのが最も効率がいいので、グローバル人材になりたいのなら
いいから現地へ行ってしまえ!
と思ってしまうんですね。
学生は留学、社会人は海外就職すればいい
学生なら留学ですし、社会人なら留学or海外就職になる思うんですけど、海外での生活って正直向き不向きもあると思っているので、行ってみて、自分がどう感じるのかを知るのも大事かなと思います。
数日海外に友達とかと旅行しても何もわからないので、一定期間滞在して、現地の人と関わって、いろんな難しさを体験してみるのが良いと思います。
今回は、海外就職についてのみシェアしますが、海外留学についても以前の記事でも書いているので興味のある方は参考にされてみてください。
「英語が苦手でも海外就職ってできるの?」
って思われる方もいると思います。
以前の記事でも書いたように基本的に海外就職で必要になるのは、
- English
- 専門性
の2つがメインになります。
[参考]
ただ、必要な英語力や専門性はどの国や地域で就職するかによって異なります。
ざっくりと言うと
の順番で求められる難易度が変わってくるかと思います。
東南アジア等の英語圏ではなくて、かつ日系企業が多い地域だと英語不問の求人もあったりして、仕事が全く見つからないってことはほぼないと思います。
アメリカやイギリスになると求められる英語力やスキルもですが、ビザの問題でなかなか難易度が高いですね。
どの国も自国では調達できないような優秀な人材には来て欲しいわけですが、自国の人で代替できるならわざわざ外国人に来てもらう必要はないし、自国の雇用も守りたいわけです。
なので、経済情勢や政治的なものもあると思いますけど、基本的に先進国になるほど自国の人材のレベルも高いので、ビザ取得も難しくなると思います。
逆に東南アジアなどの新興国は、先進国から優秀な企業に進出して来て欲しいし、その結果、私たち外国人にビザをより出す必要が出てくるわけですね。
私が以前仕事していたタイだとテック系や製造系、バイオ系の企業などの進出にBOIという優遇措置があったりします。
海外就職というと英語圏をイメージする人が多いと思いますが、グローバル人材に最短でなりたいなら東南アジア等なら比較的容易に仕事を見つけられるので、自分の興味ある分野の企業に就職して、仕事しながら語学や資格取得をするのもありかなと思います。
海外就職するなら現地での過ごし方が大事
若い頃に自らの意思で海外に出て、外国人に囲まれて仕事した経験は、今後より重要な経験になり、対外的にも評価されるものになると思います。
とは言え、ただ仕事するだけじゃなくて、その期間で
- 語学の勉強(日本より安くスクールに行けたりする)
- 次の転職を考えて資格勉強をする
- 周辺国を定期的に旅する
等をすると良いかと思います。
特に英語等の語学が得意じゃない方は、とりあえず現地で仕事を始めて、仕事や普段の生活の中で多少なりとも英語を使いつつ、現地で語学学校等に行った方が力がつくのではないでしょうか。
やっぱり言語は必要性が高い環境で学んだ方が身につきやすいです。東南アジアとかなら日本よりも費用が安いですしね。
英語をクリアしたら、次の転職のことも考えて何かしら専門性を身につけるようなものを勉強すると良いと思います。
何を勉強するかは、人によって違うと思いますが、私だったらやはり会計系の分野ですね。
簿記とか、頑張れそうならUSCPAとかですね。
なぜ会計なのかについては、以前の記事で詳しく書いているので、興味がある方は参考にされてみてください。
あと折角なら周辺国に旅するのもいいですね。
特に貧困な地域とか行くといろいろと衝撃も受けますし、考えさせられます。
そういう経験・体験の一つ一つがグローバル人材の素養を高めてくれるんじゃないかなと思っています。
結局、人生の優先順位の問題
「海外就職したい!」
「グローバル人材になりたい!」
とは言っても、実際に上記で話したように現地にサクッと行くような行動ができる人は100人いて2、3人とかだと思います。
ほとんどの人は行動できないわけですよね。
それは当たり前だと思います。
今絶望のどん底とかじゃない限り、普通に安定の仕事があったり、周りに仲の良い友達や恋人がいたり、日本の便利な生活があったりすると、
「なんでわざわざそんな大変な思いをしなきゃいけないんだろう」
って気持ちも出てきますし、今ある心地よい環境を手放すのももったいない気になりますよね。
でも、何かを一旦捨てないと別の何かは手に入らないんですよね。
時間もエネルギーも体も限られてるわけですし。
だから、結局は優先順位の問題なのかなと思いました。
でも私の経験から言えることが2つありまして、それが
- 心地良い状態は、一旦捨ててもまた後で取り戻すことはできる
- 行動することにリスクはあるけど、行動しないことにもリスクはある
ということですね。
安定した仕事を一旦は捨てても挑戦して成長すれば、もっと良い仕事も見つけられると思いますし、同じ恋人は戻らないかもしれないけど、努力してもっと魅力的になれば、またいい縁はあると思います、きっと。
リスクについては、行動する人はある程度その行動に伴うリスクを考えると思いますが、行動しない人は行動しないことに伴うリスクを認識してなかったりするんですよね。
リスクは、良くも悪くも不確実性なので、特に変化が激しい現代では行動しなくてもリスクはあるわけです。
なので、取るのが妥当だと思うリスクはガンガン取って、成長していくのが良いとは思います。
まとめ
ということでいろいろと話しましたが、一言でまとめると
グローバル人材に必要な要素は、自分達とは異なる人や物事に対するメンタリティ
だから言語ばかり勉強してないで、リスク取って現地へ行ってしまえ!
ということになります。
まぁいろんな考え方がありますし、人によってリスク選好も異なるわけなので、あくまで参考にしてもらって、ご自身のペースで前へ進んでいく助けになっていれば幸いです。
それでは、本日は以上になります。
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ゆう