今回は、 USCPA 予備校 の アビタス で学習してみた経験をシェアしたいと思います。
こんにちは、ゆう(@ProgYuki)です。
今回は、
「USCPAの学習したいけど、予備校行かないと無理かな?」
「USCPA予備校のアビタスってどうなの?体験者の声を聞きたい!」
という方に向けて、USCPA予備校のアビタスの特徴や体験してみた感想などを詳しくレビューしてみたいと思います。
私は、2017年末にバンコクで開催されていたUSCPA説明会でアビタスと出会い、そこから約10ヶ月半、アビタスが提供しているサービスを全て使い倒し、全科目1回で合格することができたので、参考になる情報もあるかと思います。
ちなみに私は、アビタス以外の予備校は使ってないですし、比較検討等はせずに
- 出会えた縁
- 直感
- 説明会でもらった割引券w
でアビタスを選んだので、この記事では他の予備校のお話はせず、アビタス一本のレビューになります。
比較検討されている方は、アビタスの情報はこちらで確認していただいて、他の予備校の情報については、その予備校の体験者の記事で確認されるのが良いかと思います。
USCPA 予備校 の アビタス で約850時間学習してみた【レビュー】
USCPA の 独学 vs 予備校
まず最初に
「そもそも予備校を使う必要があるのか?」
「独学での合格は無理なのか?」
という点をクリアにしたいと思います。
結論を言いますと、
独学は不可能ではないですが、かなり効率が悪いし、単位が足りない場合は予備校必須
です。
予備校を使った方が良い理由は、
- USCPAの市販されたテキストが少なく独学は勉強しにくい
- 独学の場合、英語力がないと最新情報を本サイトから自分で取りに行くのが大変
- 単位が足りないと受験要件を満たせないが、予備校で単位が取れる
- 予備校は受験手続き関連の資料などがまとまっているので楽
- わからないことを聞く人がいるのは心強い
等々、基本的にUSCPA受験に必要な情報や教材などは、予備校を使うとまとまっているので、お金を出す価値は大いにあると思います。
USCPAに合格して、監査法人や外資企業などに転職すれば、投資した金額はすぐに回収できるので、時間やエネルギーを節約した方が賢明な気がします。
ということで、私は独学は全くおすすめしませんし、次の項目からは予備校を使うことを前提にアビタスを使ってみて、わかった情報や感想などをシェアしていきますね。
アビタス の 概要情報
まずは、アビタスの概要情報一応シェアしておきますね。
項目 | 内容 | Memo |
---|---|---|
入学金&受講料 | 565,000円〜760,000円 | 追加単位数、割引の適用有無によって変動します |
教材 | オリジナル教材 | – |
テキスト形態 | 冊子・電子テキスト・Webアプリ・音声データ | 電子テキストや音声があるので、重い教材を持ち歩かなくても隙間時間で学習できます |
受講形態 | 通学 or eラーニング | 海外からでも学習できます! |
海外への教材発送 | 可能 | 私はバンコクの家に直接届けてもらいました。1週間くらいかかったかな |
校舎 | 新宿・八重洲・大阪 | – |
単位認定試験 | オンライン | 自宅で自分のPCで受験し、追加単位を取得できます |
単位取得提携大学 | カリフォルニア州立大学 | 試験は全て英語で30問くらいのMC問題(選択)でした |
サポート期間 | 5年 | – |
転職支援サービス | 有り | 私はアビタスの転職支援でBig4に内定をもらいました。何から何までお世話になって感謝してます。 |
ライセンスサポート | 有り | ワシントン州、グアム等 |
アビタスの利用でかかった費用は、私の場合は567,000円でした。
費用は、割引の有無、通学か通信か、必要単位数によって変動するので、実際の額は予備校に相談してみる必要があると思います。
私の場合は、説明会に参加した時の割引券や、簿記1級を持っていたのでその割引で多少安くなったのと、当時はタイのバンコクにいたので、通信のみでの学習にして安くなりました。
ちなみにUSCPA全体でかかった費用の内訳は以前の記事で書いているので、興味がある方は下記の記事を参考にされてみてください。
アビタス の 特徴
アビタスの概要情報はある程度わかったと思うので、ここからは私が実際利用してみて、わかったことや感想などをシェアしていきますね。
アビタスのWeb講義は隙間時間で学習できる工夫がされている
アビタスのWeb講義は、1コマの講義が論点毎に複数に区切られていて、一区切り5分〜10分くらいずつで視聴することができます。
通勤やランチ休憩など細切れの時間に気軽に学習することができるので、社会人のようになかなかまとまった時間を取れない人にも学習しやすい工夫がされていると思いました。
ちょっとした時間で気軽に学習できるかどうかというのは、USCPAに限らずあらゆる試験をパスする上でとても重要なポイントだと思っています。その点、工夫されているのはありがたいですね。
また、短い単位で論点毎に区切られているので、後で講義を見返したい場合も比較的ピンポイントで必要な場所を見ることができます。
私は基本的には同じ講義を2回以上見ることはなかったですが、必要だと判断した時は必要な箇所を探して観直していました。
アビタスのWeb問題集で学習進捗管理ができる
アビタスの問題集は、もちろん紙ベースの問題集もありますが、Web版の問題集があり、これがとても便利でした。
便利だなと思った点は2点です。
- USCPA本試験のWebテストの練習になる
- 学習進捗管理ができる
USCPA本試験は全てWebベースで行うので、本試験のWebテストと少しインターフェースは違います*けど、練習になります。
*私が受講していた時点ではの話です。今は改善されているかもしれません。
例えば、計算機は簡易的なものを借りることはできますが、基本的にはテスト画面から電卓を選択して、PC上で計算する必要があるので、実際の試験の練習になりますね。
また、Web問題集で解いた問題は、
- 正誤が記録される
- 間違った問題のみフィルタリングして練習できる
- 論点毎に正答率を確認することができる
といった機能があるので、
- 学習の進捗管理
- 苦手論点の可視化
- 間違った問題のみ練習でき学習の効率化
などができます。
自分が何がわかっていて、何がわかっていないのか
を把握するのは、途轍もなく重要でして、これがわからないと戦略や学習方針の修正ができないです。
ですので、正誤や進捗が可視化される機能はとても役に立ちましたし、この機能を有効に使ったおかげで効率的に学習し短期合格できたのだと思います。
ぜひ、アビタスで受講される方は、Web問題集を有効利用されてみてください。
ちなみに私は、講義を視聴した後に問題集を解く1周目は、紙ベースの問題周でやっていて、知識定着期に問題集を回すタイミングでWeb問題周をフル活用してました。
学習の流れは、下記の記事で書いているので、学習を開始してから合格までのイメージを着けたい方は参考にされてみてください。
アビタス は、相談などができる担当者が付いてくれる
これは、他の予備校でも同じかもしれませんが、担当者が一人ついてくれて、定期的に進捗を確認してくれたり、合格者座談会*に招待してくれたり、進捗に合わせて必要な手続きの案内をしてくれたりと、とても助かりました。
*合格者の話を聞いて勉強法等の参考にしたり、勉強仲間を作ったりする会
ただ、担当者も複数の受験生を抱えているはずで、忘れている可能性もなくはないので、基本的には担当者からの連絡を待つのではなく、受験手続き関連等で専用ポータルサイト見てもわからない時や手続き開始タイミングなどで不安な点がある時ははガンガン自ら聞いた方がいいです。
USCPAは受験手続きも結構煩雑なので、自分から行動できる人でないとなかなか合格は厳しいと思います。
ただ、担当者がいるので、聞ける人がいるというのはとても心強いですね。
せっかく予備校を使うわけなので、提供されているサービスで自分にとって使えそうなものは全て有効に使いましょう!
アビタス は、 単位数 が 受験要件 を満たしていなくても追加で 単位取得 ができる
これもメジャーな予備校なら共通していると思いますが、アビタスはカリフォルニア州立大学と提携していて、アビタス経由で申請して試験を受ければ追加で単位取得することができます。
会計学部とかを出ていない限り、ほとんどの方は受験要件を満たす単位数を持っていないと思うので、どのみち予備校は使うことになりますね。
ちなみに私の場合は、オーストラリアの3年制の大学卒なので、大幅に単位が足りなかったですが、全てアビタスの単位認定試験で必要単位を取ることができました。
追加単位を取得するための試験ですが、当然試験は英語になります。
1科目あたり4択のMC問題が30問くらいで、試験時間が1時間の比較的軽めな試験でした。
ただ、私の場合この試験を10科目くらい受けたので結構大変でしたけれども、
必要単位数は人によって異なります。
ちなみに必要単位数の確認方法ですが、正式な評価はアメリカの評価機関(グアム受験の場合はNIES)に依頼して行う必要がありますが、簡易的な評価はアビタスの担当者に聞けば、だいたいの数字を教えてくれます。
また、アビタス入学時点で必要単位数が正確にはわからないため、学費のパッケージに含まれる追加単位受験数を少なくしていても、後で追加で必要な分を購入し、受験することができるので、入学時点で心配しなくても大丈夫です。
アビタス の 教材 のみで 合格 水準に到達できる
アビタスの教材は試験範囲の全ての論点を網羅しているわけではないみたいですが、合格するために必要な知識は身につくので、他の教材等に手を出す必要はないと思います。
USCPAは、素点の絶対値で合否が決まるわけではなく、他の受験生との相対的な得点で調整されて合否が決まるため、50%以上の受験生が解ける問題は必ず正答し、10%以下の受験生しか解けない難しい問題は捨てるような取捨選択や判断がかなり大事な試験です。
採点されない問題もかなり多いですしね。
なので、論点によって学習する優先順位は異なってきますし、網羅的である必要がそもそもないです。
重要と思われるところを予めある程度抽出してくれて、テキストや問題集を作ってくれているので、自分で他の教材に手を出して細かい論点を確認するくらいなら、重要なところに貴重な時間やエネルギーを集中させた方が、効率的に点数が取れるようになると思います。
ということで、私はアビタスを信じて、アビタスの教材のみを回転させて知識を定着させていました。
Big4監査法人と強いパイプがあり、転職サポートが素晴らしい
USCPAに合格した後の転職についても気になる方は多いと思います。
アビタスは転職サポートもあり、各Big4監査法人とのパイプも強いみたいでして、選択肢がかなりありました。
各監査法人で部署ごとに求人を出しているみたいでして、監査部、金融部、アドバイザリーなど各監査法人の中でも4〜5部署の求人があり、その中から自分が希望するキャリアをアビタスの転職エージェントと相談して、決めていく感じです。
最終的に私もアビタスの紹介でBig4監査法人のアドバイザリーに転職することができました。
最初から最後までサポートしてもらって、とても感謝してます。
ちなみに、いろいろとアビタスの情報や利用してみた感想をお伝えしてきて、デメリットもお伝えしようと思っていたのですが、私自身利用していて、特に不便や不満があったわけではないので、特に思い付きませんでした。
他の予備校の方が安いところがあったりはすると思うので、費用的に劣る部分はあるかもしれないが、コンテンツ・サービス面では満足でした。
アビタス の 説明会 で 情報収集 する
アビタスを利用してみた感想や特徴などをお話ししてきました。これから予備校でUSCPAの学習を考えている方にとって参考になっていたら幸いです。
詳しいUSCPAの受験に関する説明や質問への回答は説明会でしてくれますので、まずは説明会に参加されてみるのが良いかと思います。
私の時はたまたまバンコクで説明会があったので、参加して、質問をしまくり、疑問点が解消できたので、アビタスで即学習を開始することができました。
日本国内では、頻繁に説明会を開催しているみたいなので、チェックしてみるのが良いかと思います。
アビタスのサイトで説明会の日程を確認できるので、下記にリンクを貼っておきますね。
上記リンクに進むと
- USCPAが注目される理由
- USCPAで学べるコアスキル
などの説明が一通りあり、「無料で資料を取り寄せる」と「無料セミナー予約」が選べるようになってます。
私の時はセミナーに参加して割引券がもらえましたが、今は「USCPA 合格へのパスポート」という本がもらえるようです。
無料でセミナー参加して情報収集しつつ、普通に買ったら1000円ちょっとする本がもらえるのは嬉しいですね。
また、Webセミナーもあるようなので、今の時期にはありがたいです。
まだわからないことが多い状態だと、USCPA受験を決断するのが難しいと思いますが、説明会等で情報収集するとわかることが増えてきて、学習から合格、転職の流れがある程度イメージできるようになると思うので、まずは情報を取りに行動してみるのが良いかと思います。
アビタス の 紹介割引
アビタスは、元受講生から紹介を受けて入会すると、
- 新規受講生は、入会金10000円+税金 OFF
- 紹介者は、Amazonギフト5000円
の報酬がもらえる、紹介割引制度があります。
この記事を読んで、資料請求
「アビタスの入会紹介お願いします!」
とご連絡ください。
受講者も紹介者もお互いメリットがある制度なので、ぜひ利用したいところですね。
まとめ
ということで、いろいろ話してきましたが、まとめますと
- 独学は難易度が高すぎるので、予備校を利用すべき
- アビタスは、教材・サービス・転職等、おすすめできる
- 説明会に参加して情報収集するのが初めの一歩
という感じになります。
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました!
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ゆう
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