今回は、非エンジニアが2ヶ月半で 基本情報技術者 に 合格 した効率的な 勉強法 についてシェアしたいと思います。
こんにちは、ゆう(@ProgYuki)です。
テクノロジーの進歩が早く、世の中がどんどん変わっていく現代で
「もっとテクノロジーに詳しくなりたい!」
っていう人は結構多いと思います。
基本情報技術者は、ITエンジニアの登竜門的な試験なので、エンジニアでない人には関係ないと思われがちですが、
- コンピューターがどのように動いているのか
- ソフトウェア開発の流れ
- 情報処理の考え方
- 難しく感じるIT用語の意味や機能
などが体系的に学べる試験なので、テクノロジーが経済をドライブする世の中で、非エンジニアにとってもかなり有意義な試験だと思います。
つい先日、基本情報技術者試験に合格したので、本日は非エンジニアの私が2ヶ月で 基本情報技術者 に 合格 した効率的な 勉強法ついてシェアしていきますね。
非エンジニアが2ヶ月で 基本情報技術者 に 合格 した効率的な 勉強法
基本情報技術者 (FE)とは
まず、基本情報技術者の概要についてざっくりご紹介しますね。
情報技術者試験を開催しているIPA 情報処理推進機構 によると基本情報技術者の対象者像は、
高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者
出展:IPA 情報処理推進機構
ということで、上位者の指導を受けながらITソリューションやサービスの業務を行う人を想定しているようです。
試験時間・出題形式・出題数
試験は、午前と午後に分かれていて、各2時間半ずつ合計5時間の試験なので、結構ハードです。
午前問題は、80問で4択問題で、過去の問題と類似した問題も結構出るので、過去問での対策がしやすいです。
午後問題は、13問の内、7問の多肢選択問題を解いていきます。
午後の出題分野は、
①情報セキュリティ
②ソフトウェア
③データベース
④ネットワーク
⑤ソフトウェア設計
⑥サービスマネジメント
⑦システム戦略
⑧疑似言語(アルゴリズム)
⑨C
⑩COBOL
⑪Java
⑫アセンブラ
⑬表計算
ですが、
①情報セキュリティと⑧疑似言語の2科目は必須科目で、
②~⑦の内、4科目選択
⑨~⑬の内、1科目選択
の計7科目を解答するイメージです。
特に⑨~⑬は難しそうで圧倒されそうですが、実際は非エンジニアの人は⑬表計算を選択し、そこだけ対策をすればいいので難しく考える必要はないです。
⑬表計算は、普段Excelを使っている人ならかなりしっくりくる問題だと思います。関数やVBAマクロに繋がる知識も扱うので、普段の仕事にも活かせるかもしれないですね。
基本情報技術者の応募者数・合格者数の推移
平成31年度春期は、77470人が応募し、12155人が合格したようですね。
単純に合格率を出したら15.69%ほどですが、
実際は、応募しても受験しない人も多いため、実質合格率は20~30%の間くらいで推移しているようです。
合格率を見ると、そこまで簡単な試験ではないですね。
ちなみに、合格点は午前・午後試験共に60点で、両方60点以上の場合に合格となります。
基本情報技術者 の 勉強時間 と 勉強法
それでは、基本情報技術者試験を効率的に合格するために必要なポイントをご紹介します。
まず実際に私が合格までに掛かった勉強時間ですが、全部で79.25時間でした。
IT系の前提知識としては、
- 大学で1科目だけIT科目を取っていた
- 仕事で少しExcel VBAを使っていた
- Progateで300時間くらいプログラミングの学習をしていた
てな感じなので、IT知識がまったくゼロでは無かったので比較的短期間で済んだとは思います。
それでも知らない知識がほとんどだったので、かなり有意義な勉強でした。
ちなみにProgateでのプログラミング学習については、以前レビュー記事を書いてますので、興味がある方は参考にされてみてください⇓
【参考】『プログラミング 初心者 が Progate で4か月学習し、全レッスンをコンプリートしてみた【レビュー】』
電子テキストで通勤時間にインプット
今回初めて試してみて効果があったと思うことの一つは、電子テキストです。
私は通勤時間に片道1時間弱くらい掛かるので、この時間を効率的に使いたいなと思ってました。
通勤時間に本のテキストを読むのもいいですが、かさばるし、混んでると上手く開けなかったりして不便ですよね。
そこで、電子テキストを買ってiPhoneで読んでたのですが、文字が少々小さいなぁ~くらいがデメリットで、隙間時間でスッと集中して読めるので重宝しました。
通勤時間でテキストは1周半くらい読みました。
ちなみに電子テキストは、Kindleのタブレットが無いと読めないと思いがちですが(私も以前はそう思ってました)、iPhoneでもAndroidでもKindleのアプリをインストールして、購入したAmazonのアカウントでログインすれば、読めるようになります。
働く社会人の勉強は工夫が命だと思うので、良きと思ったら参考にされてみてください。
各科目の配点を確認し、学習にメリハリをつける
他の試験でも同様ですが、出題範囲の科目とその配点比率を確認し、重要度に合わせてメリハリをつけて学習することはかなり重要になります。
何が重要で、何が重要じゃないのかを判断してメリハリをつけるのは仕事でも大事ですよね。
基本情報技術者試験の場合は、特に午前問題に配点比率の特徴があります。
午前試験の問題の分類として大きく3つあるのですが、問題数はそれぞれ
- テクノロジ系 50問(62.5%)
- マネジメント系 10問(12.5%)
- ストラテジ系 20問(25%)
の配点比率になっています。
※年度によって多少前後することはあるようです。
※出展:基本情報技術者 パーフェクトラーニング 過去問題集
つまり、優先度としては圧倒的にテクノロジ系の科目に集中すべきということですね。
合格点が60点ですので、極論テクノロジ系だけでも完璧にすれば合格してしまうということになります。
イメージとしては、テクノロジ系の科目
- 基礎理論(9.7%)
- コンピュータシステム(18.8%)
- 技術要素(27.8%)
- 開発技術(6.3%)
は、何周も復習するようにして、マネジメント系やストラテジ系の問題はテキストと問題集を1周すれば問題ないと思います。
テクノロジ系の中でもコンピュータシステムと技術要素の科目が特に重要(合計で全体の46.6%)なので、配点を意識して戦略的に勉強していくのがおすすめです!
ちなみにストラテジ系の科目には、経営工学や企業会計などビジネス系科目があります。USCPA等のビジネス系資格を学習された方はここらへんの科目で少し手を抜けると思います。
午後試験は、選択科目を絞り、決めた科目に集中する
この記事の前半でもお伝えしたように、午後試験は、13問の中から7問を解答します。
①情報セキュリティと⑧疑似言語は必須回答ですが、
②ソフトウェア
③データベース
④ネットワーク
⑤ソフトウェア設計
⑥サービスマネジメント
⑦システム戦略
から4科目
⑨C
⑩COBOL
⑪Java
⑫アセンブラ
⑬表計算
から1科目
を選べばいいので、午後試験は最初に過去問などでさらっと問題を読んでみて、ムリそうな科目を捨てたりして、予め対策する科目を絞ると良いと思います。
私の場合は、②~⑦の問題は③データベースがムリそうだったので捨てて、6科目中5科目だけ対策し、
⑨~⑬の問題は、⑬表計算だけに絞り、⑬だけ対策しました。
選ばない科目は、過去問でまったく手を付けてないです。
ちなみに②~⑦の6科目中4科目に回答する必要があるので、4科目まで絞って学習すれば良いのではと思う人もいるかと思いますが、年度によって各科目の難易度が異なったりするので、私は一応5科目は対策してました。
ここらへんは、人によって方針が異なると思うので、どれくらい絞るかはご自身で検討してみてください。
学習テキストは、2冊で十分!
最後に私が実際に使用したテキストをご紹介します。
基本情報技術者試験の学習は、基本的に
- テキスト1冊
- 問題集1冊
で十分です!
イメージとしては、
- テキストを1周~2周して、各論点の全体的な知識を吸収していき
- 問題集を回しながら、知識の定着、午後問題対策をする
って感じの流れになります。
人によっては、午後問題のアルゴリズムやプログラミングの科目に不安があると思うので、必要であれば追加で検討してみてください。
私が使ったテキストは以下の通りです。
キタミ式イラストIT塾のテキストは、前でも説明したように、Kindle版のみを買って、通勤時間等の隙間時間で読み進めていました。
イラストを使って詳しく書いているので、非エンジニアであまりコンピュータの仕組や用語に馴染みがない人でもかなりわかりやすいです。
単純な知識や用語の暗記ではなくて、理解が進むように書かれています。
一方で、重要なところを詳しく書いている分、基本情報技術者試験の論点を全て網羅しているわけではなく、少し漏れているところがあるので、そこは注意です。
とは言え、合格のために重要な部分はすべて載ってますし、漏れている部分も過去問題集でカバー可能なので、特に問題はないかと思います。
パーフェクトラーニング問題集については、電子版ではなく、ブック版を買いました。
テキストでのインプットは電子版でもいいですが、問題を解くアウトプットは、机でじゃないとできないと思ったので、ブック版にしました。
過去問の解説の中で、頻出問題や基本問題は、それぞれ印がついていて優先度の高い問題がわかるようになっているので、そのような問題を中心に学習するのが効率的かと思います。
また、午後問題は結構文量も多く、文章読解力が必要なってくるので、過去問は特に午後問題に時間を割いて対策するのが良いかと思います。
基本情報技術者で不合格になる人は、ほとんどが午後問題が60点を超えずに不合格になっているようですので、やはり午後問題の対策が合否を分けるかと思います。
ということで、ある程度独学に慣れている方は、上記の2冊だけで十分合格できると思います。
ただ、中には
「独学だとモチベを維持できない、、」
「読むより聞いた方が覚えられる」
という方もいると思うので調べたら、資格スクール大栄
ある程度資金には余裕があって、時間や労力を節約したい方はスクールを利用してみるのも良いと思います。
下記にHPのリンクを置いておきますね。
資料請求等して情報を収集してみると良いと思います。
まとめ
結構ボリューミーな内容になってしまいましたが、ポイントをまとめると
- 電子テキストで隙間時間を使うと効率的
- 各論点の配点を意識して学習のメリハリをつける
- 午後試験は科目を絞り、決めた科目に集中して学習する
- テキストと問題集1冊づつ、計2冊で合格できる!
てな感じになります。
基本情報技術者試験は、テクノロジーの発展が著しい現代で非エンジニアにとっても有意義なものになると思うので、ぜひチャレンジしてみてください。
それでは、本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
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(@ProgYuki)
DMは対応していないのですが、Twitterやブログでコメントいただいた場合は、お返事してますので、追加で知りたいことですとか、詳しく記事にしてほしいもの等がありましたら、お気軽にコメントしてくださいね。
私もブログ記事のアイディアを考える上で助かります!
それでは、本日も最後までありがとうございました。
ゆう