人口 約17.5億人が 英語話者 その約78%が非ネイティブという事実
について、私の経験も含めて実際どうなのかお伝えしようと思います。
こんにちは、ゆう(@ProgYuki)です。
「英語発音の自信がない 。 」
「英語にコンプレックスがあって、海外に行く自信がない。 」
「海外就職したいけど、自分の英語力じゃ無理だと思う 。 」
本日は、そんな不安や悩みを持つ人に向けて、実際海外での英語コミュニケーションはどんな感じなのかをお伝えしたいと思います。
私自身、海外での生活は現在5年ちょっとでして、英語圏(オーストラリア)にも3年半ほど留学していたことがあるので、ご参考になるかと思います。
世界 人口 の内約17.5億人が 英語話者 で、その約78%が非ネイティブという事実について思うこと
まず、ご紹介したいのが2012年にHarvard Business Review から発行された記事でして、下記は引用になります。
The fastest-spreading language in human history, English is spoken at a useful level by some 1.75 billion people worldwide—that’s one in every four of us. There are close to 385 million native speakers in countries like the U.S. and Australia, about a billion fluent speakers in formerly colonized nations such as India and Nigeria, and millions of people around the world who’ve studied it as a second language. An estimated 565 million people use it on the internet.
この1段落によるとポイントは、
- 英語話者は、世界に約17.5億人おり、世界人口の4人に1人が英語を話すということ
- 英語話者約17.5億人のうち約3億8500万人がネイティブスピーカーであること。(ネイティブは、英語話者全体の約22%)
- 英語話者のうち残りの約78%は、過去に植民地化されていた国や第二言語として英語を習得した非ネイティブスピーカーであること
に集約されるかと思います。
あなたが将来英語で会話する相手は、高確率で非ネイティブ
つまり、英語話者の約78%が非ネイティブということは
あなたが将来英語で会話する相手は、高確率で非ネイティブである
ということですね。
これは、英語圏の国、例えばアメリカやオーストラリア、カナダなんかも同様のことが言えると思います。これらの国は、もちろん地域にもよるのですが、いわゆるメルティングポイントでして、世界中からあらゆる国籍の人々が集まりますから、多くの非ネイティブスピーカーが暮らしています。
非ネイティブスピーカーであっても流暢に堂々と話す人も多いですから、英語が苦手なうちはそういう人もネイティブスピーカーだと認識してしまっているパターンも多いと思います。
私が現在住んでいる東南アジアに至っては英語が公用語に含まれている国も少ないですし、英語ネイティブスピーカーは、英語圏から来ている観光客くらいで、英語話者はほとんど非ネイティブスピーカーです。
それでも生活や仕事において必要なことはお互い非ネイティブ同士でありながら、問題なくできているわけです。(もちろん人によるので、コミュニケーションに困ることもありますが)
ですので、自分の英語力に自信がない人は、
将来英語でコミュニケーションする相手は高い確率で自分と同じ非ネイティブスピーカーであって、発音や言葉の表現が完璧でないのは、お互い様
という認識を持つと良いかと思います。
そうすると海外に出ることや外国人とコミュニケーションをすることに対して少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
発音は、正しさよりも相手が理解できるかが大事
とは言っても発音が違い過ぎると本当に何言ってるかわかりません。日本人のアクセントには慣れているはずの私ですらたまに聞き取れないことがあります。
例えば、「instrument」という器具とか楽器とかの意味で使われる単語に対して、「インスツルメンツ」という発音を聞いた時には本当にわからなかったです。
このように日本はカタカナ英語が高度に発達していることや英語が特に話せない英語教育者が英語を日本語で教えていることもあって、発音を誤ってインプットしているケースは大いにあります。
なので、ネイティブスピーカーのように完璧な発音をする必要はまったくないですが、相手が理解できるレベルにはなる必要はあります。
とは言っても最初はこちらが言っていることが理解されずにへこむことも多々あると思います。「あれ、ちゃんと勉強したはずなんだけどな」って。私も英語が話せない状態で留学したので、最初はへこむことも多かったです。
私が行きついた結論はとしては、相手に理解される発音が身につく方法は、
- 洋画やドラマ、普段のコミュニケーションで英語の正しい発音を聞く
- まねして話す練習をする
この2つだけです。とてもシンプルだし、当たり前で何のひねりもないけれど、これが本質だと思います。正しいものを聞き、まねして話す練習をする、ただそれだけです。
日本人の英語学習は、勉強はするけれど練習はしないっていうパターンがほとんどだと思います。たぶん、日本いると練習する機会がないからっていうのが理由だと思うんですけれども。
なので、英語圏であれ英語圏じゃない国であれ、海外に出ちゃえば練習できる場はたくさんあるので、まずは出てみるのがいいと思いますね。
英語学習方法などについては、今後詳しく記事にしていきますね。
発音の違いはあなたの個性になる
発音に対して大きなこだわりやコンプレックスを持つ人が日本人には多いなという印象があります。日本人に限らないですが、恥ずかしさからなのか、英語を使う場面があっても、チャレンジせずにわからない人アピールをする人がいますよね。
ちょっと厳しいかもですが、これは相手に失礼だなと思います。コミュニケーションを拒否しているように見えるからですね。本当にわからなくてもわからないなりに単語をつなぎ合わせたり、身振り手振りで伝えようという意思があると相手も一所懸命伝えようとしてくれると思いますし、実際そういう人が英語も上達するように思います。
発音は、最低限相手に伝わる必要がありますが、あまりこだわり過ぎる必要はないと思ってまして、むしろその発音の違いが個性にすらなると思っています。
英語という言語は、共通の母語を持たないもの同士で使われる共通語、いわゆるLingua franca ですから、それぞれのバックグラウンド、母語によって違いがあるのは、素敵なことなのではないかと思うんですね。
私もシドニーに住んでいたときは、友達も大学の先生も異なるバックグラウンドを持つ人たちだったので、いろんな発音に慣れましたし、自分自身の発音にも大いに影響を受けています。
でも、そういう
異なるバックグラウンドの人たちと関わり、いろんな発音や表現の英語でコミュニケーションしながら、異なる考えやアイディア、文化などを共有して、生活や仕事をしていく
っていのが海外で英語を使って生きていくことのリアルだと思います。
ちなみに知られていることではあると思いますが、ネイティブスピーカーでもイギリスやアメリカ、オーストラリアなどで発音や使う言葉の表現が異なりますし、アメリカやオーストラリアなどは移民の国ですから、その国生まれその国育ちの2世や3世のネイティブスピーカーであっても両親のバックグラウンドによって発音が異なったりします。
あくまで私の感覚ですが、母親の母語の影響を受けているケースが多い気がしますね。育つ中で言語形成をする時期に最もコミュニケーションが多いのが母親だからだと思いますけれども。
というわけで、いろいろと思うことをお話してきましたが、
英語の発音や話すことが苦手でコンプレックスを持っている人も多いと思いますが、英語という言語は、いろんな人たちに使われ最もフレキシブルな言語ですので、劣等感を感じる必要もないし、不安になる必要もないので、旅行でも留学でも海外就職でも思い切って海外に飛び出してみてはどうでしょうか。
まとめ
世界人口の内約17.5億人が英語話者で、その約78%が非ネイティブという事実について私が思うことは下記の3点。
- あなたが将来英語で会話する相手は、高確率で非ネイティブ
- 発音は、正しさよりも相手が理解できるかが大事
- 発音の違いはあなたの個性になる
本日は、以上になります。
他にもっと詳しく聞きたいことなど、質問などがありましたら、
コメントかツイッターからご質問くださいね。
ゆう